「オーバー・スピード 時空を超えた目撃者」走って時空を超える!(ネタバレ感想は記事下に別記)
「オーバー・スピード 時空を超えた目撃者」
2020年/ロシア 90分
監督:アンドレイ・ザギドゥーリン
脚本:Yuliya Idlis
出演:エフゲニー・ロマンツォフ(セルゲイ役)/声:福里達典さん
ポリーナ・マクシモーヴァ(スミルノワ刑事役)/声:?さん
(あらすじ ※U-NEXTより)
陸上のオリンピック候補だったセルゲイは、交通事故で恋人を亡くし、自身も運動をすると急激に心拍数が上がるという後遺症を負ってしまう。ある日、自暴自棄になったセルゲイは、全力疾走し、倒れてしまう。気を失い、目覚めた彼は、殺人事件の現場にいた。
(下記は映画サイトのリンクです。)
走り続けると時空を超えちゃう!
事故の後遺症の脈拍異常により、陸上選手としての力は失ったが、時空を超える力を手に入れてしまった物憂げなイケメンの物語。
タイムリープというよりは、一瞬だけのタイムトラベルという感じです。
過去に戻っても滞在時間が短いのがネック。
時空移動の理論は、タイムトラベル博士のおじいちゃんが話してくれたところによると、
「過去と未来を含めて人が3人以上死んでる道は、
たくさんのタイヤの跡が道路に傷をつけるみたいに時間に歪みを生じさせているので、
そこを脈拍200以上で走ればその歪みから時間を移動できる。
このタイムラインは40日間くらい残っている。
それより過去に行きたいなら、人を遥かに超えた速さじゃないと無理じゃ。」
とのこと。
・2年前の恋人の事故死
・最近身の回りで起こっている連続殺人
これをどう解決するのかが、ワクワクポイントでした。
ただ、すっごく盛り上がりがある話ではなかったw
淡々と暗〜〜く進んでいく感じ。
もうあらかたタイムリープものも観ちゃってて、
暇だしなんとなくSFサスペンスを感じたいな〜〜って人にはオススメです!
まだ「バタフライ・エフェクト」を観ていなければ、先にそっちを観たほうがいいです!笑
(1だけでいいです。でも、2と3も嫌いじゃないです。)
U-NEXTの配信では字幕と吹き替えがありました。
吹き替えで観てもそこまで酷くないので安心です♪
ここから先は、超ネタバレ感想なので隠します。
犯人お前かよ〜〜〜〜〜!確かにちょいちょい出てはきていた!
もう1回、登場シーンを再チェックしてしまいました笑。
まぁ彼女の事故死が完全にセルゲイが調子乗った結果(薬やってたのか?!)なので、
いっそ他の女性は巻き込まずに、セルゲイだけやっちゃってくださいよ
って感じではありました。
途中でセルゲイが事故死の前に戻ろうとしてましたが、
事故った道路がセルゲイの恋人一人しか亡くなっていない超安全な道だったので、
タイムラインが形成されてなくて断念ってなったのが絶望的でしたね・・・
過去に戻るためにあと2人の死が必要・・・!
ってことで、セルゲイの殺人がスタートするのかと思っちゃいました笑。
ラストは「バタフライ・エフェクト」の「臍の緒エンド」か〜〜(´;ω;`)
と思いきや、
刑事さんのその後のエピソードがあって「おお!良いね!」ってなりました。
「私を助けてくれたあなたのために、今度は私が頑張る!」
って展開は大好き。
犯人が自分(刑事さん)を撃つ前の時間に戻って、
犯人を殴り倒して縛っておいたら、
一応セルゲイと刑事さんは助かって犯人は捕まる!
っていうハッピーエンドになるのかな??
そういえばラストシーンでもう一つ。
セルゲイがいない世界ではスタス(セルゲイが優勝した時に2位だった人)が優勝して、
その後、スタスが病院で検査装置から出てくるシーンになり看護師さんに「おはよう」と言われるシーンがあるのですが、その流れで
「スタスも優勝後はセルゲイと同じ道をたどり、セルゲイの恋人だったアリーナはスタスと付き合って、結局事故死してしまう。」
という感想も結構お見かけしました。
検査装置から出てきたスタスが無傷っぽく見えるので、これはただの検査で、
アリーナとスタスは別に付き合ってなく(なんならオレグ(今回の犯人)と付き合ってて)、アリーナは死んでて欲しくないな〜と思いました><
もしこれでアリーナとスタスと付き合ってたら、
「おい、アリーナ!結局セルゲイが好きなんじゃなくて、優勝した男が好きだったのかい?!
オレグ(犯人)!今すぐ走れ!優勝しろ!!」
ってなっちゃう( ;∀;)笑。
ま、「優勝」が運命のきっかけの一つ、ってこともあるのでしょうが・・・なんかね><笑